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皆さんは「決断疲れ」を知っていますか?

決断疲れとは、意思決定を長い時間繰り返すと、脳が疲れて判断の質が低下するという現象です。
「今日何食べよう」という小さな決断も 「プロジェクトの方針決定」という
大きな決断も脳はエネルギーを消費して疲労をためていきます。

例えば、以下のような症状は決断疲れの典型と言えます。
・衝動的に誤った決断を下してしまう
・大事な決断を後回しにしてしまう
・優柔不断になり、決断ができない

スティーブジョブズが決断疲れを防ぐためにいつも同じ服を着ていたのは有名ですよね。
さて、ここからが本題です。

中小企業経営者の多くは慢性的な決断疲れを抱えていることが少なくありません。
出社と同時に部下たちが我先にと社長に決断を仰ぎに来る。

「社長! お客様からの問い合わせ対応どうすればいいですか?」
「社長! 書類の確認をお願いします!」
仕事のことだけならまだしも、時には「会社のコーヒーの種類」まで社長が決定していることがありました。
そんな社長たちが口々に言うのです。

「会社の将来のために何をすべきかわからない……」
「仕組み化の必要性はわかるのだけど気が重くて後回しにしてしまう……」
既におわかりかと思いますが、当然です。

日中絶え間なく現場の意思決定を繰り返していれば
戦略を考えたり決定するエネルギーなど残っているはずがないんです。
1日に使える決断のエネルギーには限りがあります。
もし、あなたにも心当たりがあるのなら、まずは、普段行なっている決断内容を改めて確認してみてください。

「これは自分じゃなくてもできる……」と感じるものが必ずあるはずです。
あなたがしなくても良い決断は、どんどん社員に任せていきましょう。
社員教育の一環にもなりますし、会社は急激に前に進み始めます。

本当に会社を成長させたいのなら、経営者の決断エネルギーを無闇に浪費してはいけません。
この機会にぜひ、時間を取って考えてみてください。

池ヶ谷 美能留